INFORMATIONお知らせ

当社は、このたび鹿児島県の「令和7年度 新産業創出ネットワーク事業 研究開発支援事業」に採択されました。本事業において当社が取り組むテーマは、「褥瘡治療に有効なキトサンゲル創傷被覆材における封入容器形状の最適化に関する研究開発」です。
日本国内では褥瘡が深刻な医療・介護課題となっており、特に高齢者に多く発生します。超高齢社会の進展に伴い、その有病率は今後さらに増加することが懸念されています。
当社では、狭小部位への注入が可能で、創傷治癒促進の機能を兼ね備えたキトサンゲル創傷被覆材の開発を進めています。本製品は、注入後に創傷部を均一かつ高密度に覆い、患部全体を物理的に包み込むことで、治癒のばらつきを抑えることが期待されます。
本研究開発では、現場での操作性を考慮した最適な容器形状の設計を進め、製品の利便性と臨床的有用性をさらに高めることを目指します。これにより、褥瘡をはじめとする慢性創傷治療の質の向上に貢献してまいります。